キャッシング先を選ぶ時に考慮する内容は、金利・返済方式・利便性といった様々な項目があります。しかし、キャッシングを行なった結果として、必ず返済をつつがなく行なう必要があることには変わりありません。そこで重要となるのは、金利や返済方式に関わらず、常に元本返済額であることに気がついている人は少ないでしょう。利息制限法により上限金利が厳しく設定されていることから、少なくとも借入残高に応じて18%や15%といった上限金利が法定金利として設定されています。
法律により決められた範囲内の年利設定しか出来ないので、1%や2%の金利差よりも返済時に元本返済額がいくらとなるかという点が重要となってきます。いくら低金利であっても、毎回の元本返済額が少なければ、返済回数が増えてしまいます。返済回数が増えれば、元本に対して利息がかかる回数が増えることになり、結果的に利息総額が増えてしまうわけです。追加借入れを行わない状態で、完済までに至る総利息を計算した上で比較することが、キャッシング先を選ぶ際には何よりも優先されるべきでしょう。僅かな金利差だけで返済総額が決まるわけではなく、金利は返済回数が増えるほど繰り返しかかるものだと認識することが重要です。